山形村は長野県のほぼ中央部、松本盆地の南西12㎞に位置し、日本アルプスの支脈である鉢盛山の山麓に沿って、
西部は山地とその麓の集落が、また東部は肥沃な扇状地が緩やかに広がる海抜約700mの高原地帯にあります。
地質は、古生層に属する山地と扇状地の堆積層による平地の二つから成っています。
山形村内の地層は、粘板岩と砂岩との互層(一部チャート脈)になっていて、
特に脆弱な地質とはいえませんが、土砂の生産源として考えられます。

山形村は松本地域西部に位置し、年間降水量約1600mm、平均気温約11℃で、冬場は零下15℃夏場は35℃、また1日の内でも朝と昼の寒暖の差が大きいことが特徴です。
日照時間も年平均2000時間前後と充分なぶどう成熟に必要な日照時間は1000~1500時間を満たしています。
土壌は基本的には火山灰土で水はけがよく、ぶどう栽培に適した地域です。

圃場紹介

中大池地区

栽培品種:シャルドネ、ソービニオン・ブラン
圃場面積:2,300㎡
標高:706m

東原地区

栽培品種:ヤマ・ソービニオン
圃場面積:2,300㎡
標高:700m

小坂地区

栽培品種:メルロー
圃場面積:991㎡
標高:709m

上竹田地区

栽培品種:
圃場面積:
標高:715m

アップル・ヤード

栽培品種:りんご 圃場面積: 標高:686m

新しい取り組みについて

株式会社 イーエムアイ・ラボさまの協力の元、2つの圃場にアグリレコーダーを設置し、圃場のデータ取得を始めました。
アグリレコーダーとは、気温・湿度・気圧・照度・土壌温度・土壌含水量をセンサーでデータ取得するものです。なにかと経験と勘に頼っているぶどう栽培をデータを取得することで、ぶどうの生育との関係性を調査しようと試みています。